当院では狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、冠動脈バイパス術や心臓弁置換術後などの心臓外科手術後、ならびに心不全の方々を対象に心臓リハビリテーションを実施しています。
心臓疾患にとってはある程度の安静は必要ですが、過度の安静は下肢筋力や体力を低下させ、ひいては日常生活活動を制限し生活の質(QOL)の低下を招く可能性があります。したがって、病状を管理しながら運動を実施することは体質改善や体力向上、QOL向上のためにも有効とされています。
心臓リハビリテーション(運動療法)についてご案内 [PDF 267K]
病室で座位・立位から開始し、下肢の軽いストレッチ、筋力強化、歩行訓練へ進めます。歩行距離を徐々に延長し、階段昇降まで実施します。
リハビリ室にて訓練を行ないます。下肢のストレッチ、筋力強化に加え、自転車エルゴメーター(固定自転車)やトレッドミル歩行などの有酸素運動を行います。
外来での心臓リハビリに移行します。この頃になると有酸素運動を30分程度行うようになります。また、患者さんの生活スタイルや職業を考慮したプログラムも検討いたします。
以上のような内容を、心電図モニター・血圧・脈拍・酸素飽和度・自覚症状などをチェックしながら、医師の指導および監視下にて行っています。
当院は、地域医療支援病院として、地域の医療機関と日ごろから連携体制を構築しています。診療において紹介患者さんを優先させていただいております。患者さんにおかれましては、この趣旨にご理解いただき、当院を受診される際には、かかりつけ医や他医療機関などからの紹介状をお持ちいただけるようお願い申し上げます。
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