10月27日日曜日、当院多目的ホールにおいて、緩和ケア研修会を開催しました。
これは地域がん診療連携拠点病院である当院に年1回以上の開催が義務付けられているものです。本来は医師に対する研修会であり、常勤・非常勤含め100%の受講率を目指して毎年行っています。
今年も当院の初期研修医や看護師、心理師のほか、近隣の医療機関から医師、看護師、薬剤師など多職種の29名が受講し、無事全員修了となりました。
グループワークは医師だけで行うより、訪問看護師など異なる経験や資格を持つ参加者同士、様々な意見を出し合うことで様々な学びがあります。また、病院と地域のリソースの間で顔の見える関係を深める機会にもなったようです。
運営側のファシリテーターにとっても、日ごろお世話になっている他施設の皆さんとの交流の場となりました。
参加者の皆さん、院内スタッフの皆さんともに丸一日の研修会お疲れさまでした。
2024年10月1日から東海大学医学部の学生さんが週替わりで1名ずつ緩和ケア科での実習に来られています。
朝から午後まで、私たちの仕事に常時同行していただきながら、
病棟・外来での診察およびインフォームドコンセント、あるいは他職種カンファレンスに同席することで、座学で得た知識の復習や、私たちが大切にしていることなどをお伝えできるよう工夫しています。
また医学部5年生は、2年後に医師国家試験を控え、初期研修をどこで行うかを考える時期でもあるため、毎年10名の研修医を迎える当院の中を広く見学する時間も設けました。毎週様々な背景の学生さんとお会いするのを楽しみにしています。
期間中は当院おかかりの患者さんやご家族、病院内外の関係者の皆様におかれましては、
診療場面への同席や見学等、ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
2024年9月24日~27日の4日間、聖マリアンナ医科大学3年生
計7名の医学部の学生さんが当院緩和ケア病棟の見学・実習に訪れました。
3年生は臨床的な経験が浅い学年ですが、皆さん知識が豊富で意欲の高さを感じました。
将来のご活躍を期待しています。
2021年4月から緩和ケア科・緩和ケアチームで一緒に活動してきた林経人先生は
2024年9月より新たに発足した診療科「ペインクリニック内科」に異動となりました。
他科からの依頼については、がん患者さんに関する痛みの窓口としてこれまで通り緩和ケアチームが窓口となります。
そのうえで、神経ブロック等が必要な難治性のがん性疼痛および非がんの慢性痛などに関しては、緩和ケアチームからペインクリニック内科へ依頼します。
相模原協同病院ではがん診療連携拠点病院として、
厚生労働省の開催指針に沿った緩和ケア研修会を開催いたします。
奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。
主 催 |
神奈川県厚生農業協同組合連合会 相模原協同病院 |
日 時 |
2024年10月27日(日) 8:30~17:00(予定) |
会 場 |
相模原協同病院 2F 多目的ホール |
募集人数 |
30名(予定) |
申込期間 |
2024年7月22日(月)~10月15日(火) |
申込方法 |
受講希望の方は、e-learning受講後、緩和ケア研修会受講申込書を配付いたします。 申込書をご記入の上、受付締切日までに申込書・e-learning修了証の2点を、 件名「緩和ケア研修会申込」にてpostmaster@sagamiharahp.comまでお送りください。
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6月26日、第16回相模原北部緩和医療研究会を開催しました。
今回もweb講演会の形となりました。
演題1は当院放射線治療科の伊藤有祐先生による「緩和的放射線治療と地域連携」でした。
ここでは、緩和的放射線治療とは何か、どういった病状が適応になるのかといった基本知識に加え、実際の症例における治療効果の紹介、ならびにまだあまり知られていない当院の放射線治療に地域の患者さんがどうアクセスしてもらえるかといった地域連携までも含めた網羅的な内容で分かりやすくご説明いただきました。
演題2は当院緩和ケア病棟の横山亜紀子師長による「当院緩和ケア病棟の現状」でした。
一般の皆さんのみならず、医療者にもあまり知られていない当院の緩和ケア病棟。そこでどのような医療が行われているのか、職員はどのような想いで活動しているのか、そして地域の医療・介護とどのように関わっていくのかなどについても、丁寧にお話しいただきました。
急患を扱う急性期病院、あるいはがん拠点病院としての側面だけでなく、
こうしたリソースをもっと地域の皆さんに知っていただける機会になったかと思います。
ご視聴いただいた皆様、演者の先生方、ご協力いただいたスタッフ並びに共催の久光製薬様 ありがとうございました。
令和5年7月26日 第15回相模原北部緩和医療研究会を開催しました。今年度もWeb上での講演会形式とさせていただきました。
今回は「在宅診療におけるがん症状マネジメントの実際」と題して、当院緩和ケア科林経人先生からがん患者さんの症状に関する総論を、みその生活支援クリニックの小野沢滋先生からは各論をそれぞれご講演頂きました。
とくに小野沢先生の各論ではがんの訪問診療におけるリアルな内容を詳しく伺うことができました。訪問する患者数を敢えて抑えながら、ときには難しい症状に長時間寄り添いながら治療にあたる様子を具体的にご説明いただきました。内容的にはかなり専門的でしたので、医療者にも難しいところはあったかもしれませんが、先生の熱い思いがご覧の皆さんにもよく伝わったのではないでしょうか。
小野沢先生からご推奨の書籍を再掲します。
トワイクロス先生のがん患者の症状マネジメント 第4版 医学書院
Oxford Textbook of Palliative Medicine, 6th ed., OXFORD UNIVERSITY PRESS
ご講演くださった先生方、平日の夕食時にもかかわらずご視聴くださった地域の皆様、ありがとうございました。
本会は久光製薬との共催でお送りしました。
これは当院が神奈川県の指定する地域がん診療連携拠点病院であることから、年1回以上開催が義務付けられているものです。
今回は当院の研修医18名の他、院内及び県内外の医師、また院内および近隣医療機関の看護師を含めて計34名が受講し、全員が無事修了することができました。
これにより当院所属医師の修了者は現時点で85.83%となりました。
また、講師・ファシリテーターも院内のみならず、県内複数の医療機関からご協力いただきました。
当院ではこうした活動も併せて、院内と地域における緩和ケアの充実と互いの顔が見える関係の構築に寄与してまいります。
2017年がん対策基本法の改正に伴い、がん対策基本計画では、「緩和ケア研修会をとおして、がん等に診療に携わる全ての医療従事者が、基本的な緩和ケアについて正しく理解し、緩和ケアに関する知識や技術、態度を習得する」ことが求められています。
相模原協同病院ではがん診療連携拠点病院として、厚生労働省の開催指針に沿った緩和ケア研修会を開催いたします。奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。
主 催 | 神奈川県厚生農業協同組合連合会 相模原協同病院 |
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日 時 | 2022年10月23日(日) 8:30~17:00(予定) |
会 場 | 相模原協同病院 2F 多目的ホール |
募集人数 | 30名(予定) |
申込期間 | 2022年7月20日(水)~10月11日(火) |
申込方法 | 受講希望の方は、研修事務担当者へ氏名・連絡先を明記の上、下記、メールアドレス宛にメールをお願い致します。
神奈川県厚生農業協同組合連合会 相模原協同病院 研修事務担当者:先崎・梶原 TEL:042-761-6020(代表) E-mail:m-senzaki@sagamiharahp.com |
今回は緩和ケアの研修会として当院の緩和ケア認定看護師の永村より「悲嘆や死別に対するケア」の講義を、同じく緩和ケア認定看護師の横山より「エンゼルメイクの基本」の実演を行いました。
参加者は23名で院内の看護師だけでなく、訪問看護師さんの参加もありました。
看取りの時期が近づいた患者さんや家族への関わりについて、看護師として考えさせられる時間になりました。
専門的な知識やスキルはもちろん大切です。でもその前に、目の前の患者さんを大切に思い丁寧に関わり続けていくこと、患者さんを孤独にしないことを今後も大切にしていきたいと思います。
コロナ禍の影響で開催を見合わせていたため3年ぶり、しかも初のWeb上での開催となりました。
今回は「ACPに取り組もう」と題して北里大学病院 がん専門看護師 児玉美由紀先生にご講演頂きました。
ACPや人生会議が提唱されてからずいぶん経ちますが、未だに現場ではどのように進めたらよいかという迷いがあることかと思います。この講演では北里大学病院における取組みについて順を追ってお話ししていただき、今後の地域連携へのヒントもいただけたと思います。
例年は講演の後でグループディスカッションをするのが恒例でしたが、今回は見合わせることになりました。今回はWeb上の参加者が最大で96名と、予想以上に多くの方々に閲覧していただくことができました。地域におけるこの領域への関心や問題意識がきわめて高いものと思われました。
来年もこうした研究会の開催を予定しています。次回こそは実際に皆さんと顔を合わせてお会いしたいという思いを新たにしました。
当院は神奈川県の地域がん診療連携拠点病院に指定されています。
各拠点病院においては年1回以上、「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」を開催が義務付けられております。昨年度はコロナ禍の影響で院内の体制が整わず開催を見合わせたため、今年度は2年ぶりの開催となりました。
10月24日は院内の初期研修医や心理士、他施設からも複数の医師と看護師が参加してくださり、30名が受講しました。
今回は受講者のワクチン接種を確認したうえで、換気や手指消毒の他、従来は用意していたコーヒーやお菓子の提供を中止するなど、感染拡大に配慮した形で実施しました。
また、今年度は国から完全web形式での開催も容認されましたが、グループ討論やロールプレイングの実効性と通信環境整備の困難さから、当院ではあえてリアルな環境での開催に踏み切りました。
新病院になって初めて、しかも2年ぶりとあって運営側は多少緊張していましたが、受講者の皆さんは例年にも増して積極的に参加してくださいました。皆さんにとって有意義な体験になったのではないかと思います。 今回の結果、当院医師の緩和ケア研修会受講率は77%となりました。 最後に、院内・院外から開催の実務にご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
当院は、地域医療支援病院として、地域の医療機関と日ごろから連携体制を構築しています。診療において紹介患者さんを優先させていただいております。患者さんにおかれましては、この趣旨にご理解いただき、当院を受診される際には、かかりつけ医や他医療機関などからの紹介状をお持ちいただけるようお願い申し上げます。
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