RSウイルス感染症を予防するワクチンです。
赤ちゃんは生後数か月の間、体内で十分な量の抗体を作ることができないとされています。
RSウイルスワクチンはお母さんに接種することで体内で抗体が作られ、その抗体を胎盤を通じて受け取って生まれてくるため、赤ちゃんのRSウイルス感染症に対する予防効果が期待されます。
RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。世界中に広く分布しており、生後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%がRSウイルスに感染します。乳幼児における肺炎の約50%、細気管支炎の50~90%がRSウイルス感染症によるとされています。
症状は軽い風邪から重い気管支炎や肺炎の症状まで様々です。
感染力が高く、新生児や乳幼児が感染すると、症状が重くなる可能性があるため注意が必要です。
RSウイルス感染症は、近年は夏から増加傾向となり秋にピークがみられていました。一方、2021年以降は春から初夏に継続した増加がみられ、夏にピークがみられています。
◆RSウイルスによる症状
・発熱
・鼻水
・強い咳
・ゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴
・呼吸困難
当院かかりつけの妊娠28週~36週の妊婦さん
今後他院からの患者さんの受け入れも検討しています。
34,100円(税込)
◆RSウイルスワクチン接種前
下記に該当する方は接種ができません
・発熱している(37.5℃以上)
・重篤な急性疾患にかかっている
・ワクチンの成分である不活化したウイルスのタンパクに対し重度の過敏症の既往歴がある
・医師に予防接種を受けない方がよいと言われた など
◆RSウイルスワクチン接種後
・一定時間は注意深い観察が必要です。病院の椅子に座るなどして様子をみてください。
・接種した当日は安静に過ごしてください。
・接種した部位を清潔に保ちましょう。また、接種した当日に入浴しても問題ありませんが、体を洗うときに接種部位をこすらないようにしてください。
・接種部位の変化、接種後の体調の変化に注意してください。
・注射部位の腫れ、赤み、痛み、倦怠感
・頭痛
・発熱
RSウイルスワクチン接種に関するお問い合わせは産婦人科外来へお声がけください。
当院は、地域医療支援病院として、地域の医療機関と日ごろから連携体制を構築しています。診療において紹介患者さんを優先させていただいております。患者さんにおかれましては、この趣旨にご理解いただき、当院を受診される際には、かかりつけ医や他医療機関などからの紹介状をお持ちいただけるようお願い申し上げます。
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