一般的に脱腸と呼ばれ、加齢などによってお腹の壁が弱くなり、お腹の中の腸管が鼠径部という恥骨の横の股の部分やお腹の壁に出てきてしまう病気です。
当院のヘルニア専門外来では、腹腔鏡下手術の専門医が治療及び手術(腹腔鏡下手術)を行います。
鼠経ヘルニアの初期の症状としては、鼠径部に手で押し戻せる程度の小さな膨らみが出はじめます。この膨らみは立つと出てきて、寝れば戻りますが、症状が進むと徐々に大きくなり、痛み、違和感といった症状が出現することがあります。高齢の患者さんも多く、全身状態を考慮して経過観察を行う場合もありますが、治療法としては、手術以外にありません。
当院のヘルニア専門外来では、消化器外科領域の疾患 (胆石症、虫垂炎、胃癌や大腸癌など)も扱う、腹腔鏡下手術の専門医が治療にあたり、主に腹腔鏡下手術を行っています。
腹腔鏡下手術は、全身麻酔が必要ではありますが、鼠径部切開法と比較して、整容性が高い、術後の疼痛が少ない、社会復帰が早い(原則2泊3日の入院治療、術前日に入院し、術翌日の退院)などの特徴があり、患者さんに対しても大変メリットがあります。
初診の予約は受け付けておりません。まずは午前中の一般外来を受診いただきその後ヘルニア外来日(月曜午後)のご予約を承ります。
若林正和(わかばやし まさかず)
消化器外科 部長
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
がん治療認定医
消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本腹部救急医学会腹部救急認定医・教育医
日本臨床栄養代謝学会(JSPEN)認定医
米国消化器内視鏡外科学会(SAGES)FUSE認定医
日本臨床外科学会評議員
日本内視鏡外科学会評議員
日本腹部救急医学会評議員
日本ヘルニア学会評議員
ICD制度協議会認定医
JATEC インストラクター
臨床研修指導医
緩和ケア研修修了
当院は、地域医療支援病院として、地域の医療機関と日ごろから連携体制を構築しています。診療において紹介患者さんを優先させていただいております。患者さんにおかれましては、この趣旨にご理解いただき、当院を受診される際には、かかりつけ医や他医療機関などからの紹介状をお持ちいただけるようお願い申し上げます。
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