月曜日・午前で専門外来を設置しています
下肢静脈瘤とは、静脈が文字通りコブの様に膨らんだ状態です。静脈の中には静脈弁があり、弁が壊れてしまうと血流が逆流を起こし、静脈に血液が貯留してしまいます。表在にある静脈はコブとなって炎症を起こし、様々な症状を起こします。時には皮膚が破れて潰瘍ができるほど重症化することがあります。
下肢静脈瘤は良性の疾患であり、無症状であれば心配はいりません。ただし上記の様な症状がある場合は専門医の診察を受けることをお勧めします。自覚症状が重度の場合や、皮膚炎(色素沈着・潰瘍)まで起きている場合には、根治治療を含めた最適な治療を検討する必要があります。
問診・診察から原因となる下肢静脈瘤の場所や膨らみ具合を確認します。また、皮膚の性状から重症度を判定し、治療適応を検討していきます。原因となる血管を確認する検査として「超音波検査」を行います。従来の治療法として、①弾性ストッキング等の保存的加療②瘤内に薬を注射する硬化療法③高位結紮術(血管を縛る)やストリッピング手術(血管を引き抜く)等の手術治療が行われてきました。最近では新しい治療法として④血管内焼灼術(血管を内側から焼いてふさぐ)があり、局所麻酔でのカテーテル治療(血管に管を入れる)となるため、従来の手術治療よりも負担の少ない低侵襲治療となります。当院でもカテーテル治療が可能です。
当院は、地域医療支援病院として、地域の医療機関と日ごろから連携体制を構築しています。診療において紹介患者さんを優先させていただいております。患者さんにおかれましては、この趣旨にご理解いただき、当院を受診される際には、かかりつけ医や他医療機関などからの紹介状をお持ちいただけるようお願い申し上げます。
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