名称 | 相模原協同病院 |
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開設者 | 神奈川県厚生農業協同組合連合会 |
所在地 |
〒252-5188 神奈川県相模原市緑区橋本台4-3-1 TEL 042(761)6020(代) / FAX 042(713)3525 |
病院施設 |
敷地面積:71,050.03㎡ 建築面積:13,164.11㎡ 延床面積:32,138.14㎡ 建物規模:地上6階 構造 :病棟…RC造 外来・中央検査・手術棟…S+SRC造 |
開院日 | 1945年8月1日 |
病院長 | 渋谷 明隆 |
許可病床数 | 400床(一般394床・感染6床) |
職員数 | 1,134名(常勤・嘱託) 令和6年4月1日現在 |
標榜診療科目 | 内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、血液内科、腎臓内科、神経内科、外科、呼吸器外科、心臓外科、消化器外科、乳腺外科、整形外科、脳神経外科、形成外科、精神科、リウマチ科、小児科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線診断科、放射線治療科、病理診断科、臨床検査科、救急科、歯科口腔外科、麻酔科、糖尿病・代謝・内分泌内科、緩和ケア内科、血管外科、ペインクリニック内科 |
掲示診療科目 | 消化器病センター(消化器内科/消化器外科/外科/内視鏡科)、循環器センター(循環器内科/不整脈科/心臓外科/血管外科)、呼吸器病センター(呼吸器内科/呼吸器外科)、脳卒中センター(脳血管外科、脳血管内治療科、脳脊髄外科、神経内科)、血液浄化センター(腎臓内科)、救急センター(救急科/救急救命士科)、手術センター(麻酔科、手術科、集中治療科)、総合内科、糖尿病・代謝・内分泌内科、血液内科、小児科、精神科、整形外科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、形成外科、放射線科、病理診断科、緩和ケア科、乳腺外科、歯科口腔外科、皮膚科、臨床検査科、リハビリテーション科、ペインクリニック |
指定病院等 令和6年4月現在 |
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保険指定 令和6年4月現在 |
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学会等の認定 令和6年4月1日現在 |
認定施設名
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手術室
MRI
マンモグラフィー
ハイブリット手術室
IVR
NICU
緩和ケア病棟(1床室)
リニアック治療室
ドクターカー
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相模原協同病院は終戦直前の昭和20年8月1日に開院された。 神奈川県北部に無医村の解消を念願・企図してこの病院が設立されるまでの経緯は、農村地域の近代化を目指した人々の多大な努力の積み重ねであった。 我が国が1868年の明治維新を契機に、江戸時代の封建制度を基盤とした幕藩体制・鎖国政策から欧米諸国に比肩する近代化へのあゆみに転換していく激動の歴史過程において、農村においても近代化への模索が始まった。 都市部の近代化が殖産興業・富国強兵の大合唱のもとで国策に支えられて官僚指導で展開したのに比べ、農村部の近代化は国策遂行の影で抑圧的犠牲を強いられながら農村に生活する人々の地道な努力を中心に展開された。
農村医療もまた国や官僚に主導されぬまま、必要に迫られ自然発生的に農村の人々の手で試行錯誤を繰り返しながら展開されていった。 明治30年の産業組合法で誕生した各地の産業組合は、農村における経済厚生の中枢機関として徐々に実力をつけていったが、その医療事業兼営の創始は、大正8年の島根県青原村が第一であった。 神奈川県では昭和5年開始の高座郡田名産業組合による医療事業兼営が唯一であった。 広域で医療利用事業を主目的とした単営医療組合 (組合病院) の設立は昭和3年の青森市を中心とした東青信用購買利用組合が最初であり、昭和6年の新渡戸稲造、賀川豊彦、黒川泰一氏等を中心とした東京医療利用組合の設立運動を契機に近代医療組合運動が全国に波及した。
神奈川県では昭和8年頃からの産業組合中央会神奈川県支部の啓蒙活動や産業組合青年同盟の組合医療運動を経て、昭和11年頃より組合病院設立への胎動がみられ、昭和16年6月の農村産業組合協会理事会において組合病院建設を決議した。 信連と販購連との合併により設立された県信販購利組合連合会によって具体案が検討され、県下四ヶ所 (県北、厚木、山北、箱根) の病院建設構想の中で第一着手として最も多くの無医村を抱えた県北に決定した。 県北地区では上鶴間、上溝、淵野辺、橋本が候補に上がったが、無医村解消という本来の意志を貫いて橋本が選定され、県知事の斡旋により軍都・相模原都市計画整備区域内の旧所在地に当初計画の3倍の3025坪が確保された。 戦時下での医師を始めとした職員の確保など、病院設立に向けて数多の難題克服に尽力した当時の担当者の労苦は辛酸を極めた。
建設工事では、旧神糸連製糸工場女工宿舎・串川組合建物・横浜市内の疎開建物や、組合員個人の山林から伐採提供された資材を建設材料とし、建設業者の人手不足を補うため組合役職員や橋本支所の職員が労働奉仕するなどの困難の末、終戦直前の昭和20年7月25日神奈川県農業会 「相模原病院」 として落成・開院式典が挙行され、8月1日診療を開始した。 診療科5、病床数20、職員数28でのスタートであった。
戦後の体制整備で農業会が解散し、昭和24年3月に設立認可を受けた神奈川県厚生農業協同組合連合会 (厚生連:島崎丈之助初代会長) に病院運営は引き継がれ、同年4月1日から病院名称を 「協同病院」 に変更して新たな一歩を踏み出したのである。
昭和43年4月、伊勢原町立国保病院がJA神奈川県厚生連に移管され (昭和46年2月2日に 「伊勢原協同病院」 として開院)、この姉妹病院の誕生とともに昭和43年7月、神奈川県厚生連 「相模原協同病院」 と改称。
長年橋本駅近くの立地で診療を行うも、施設の狭隘化、老朽化、駐車場不足の問題を解消し、より質の高い医療を提供するため、移転・新築事業を計画。令和3年1月1日より緑豊かな橋本台の地で、新病院での診療を開始した。
昭和20年 (1945) |
神奈川県農業会「相模原病院」開院(20床) |
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昭和24年 (1949) |
病院運営が神奈川県厚生農業協同組合連合会(厚生連)に移管し、神奈川県厚生連「協同病院」と改称 津久井に巡回検診開始(新聞(相模タイムス)、ラジオ(NHK)で紹介) |
昭和25年 (1950) |
第1病棟落成(22床)・給食調理施設を併設 相模原町立伝染病舎建設(20床) |
昭和26年 (1951) |
公的医療機関指定(厚生省告示第167号) 周辺農村への保健予防活動(初期健診・受胎調節指導・学童眼科検診) |
昭和27年 (1952) |
神奈川県基準給食施設認可 |
昭和28年 (1953) |
本館・第1病棟増床(22床、計44床) |
昭和29年 (1954) |
相模原町立結核病棟落成(54床)委託事業開始 病床数113床(一般病棟39床、結核病棟54床、伝染病棟20床) 給食棟落成・職員食堂併設 |
昭和30年 (1955) |
手術棟開設(手術室2、分娩室、中央材料室) |
昭和33年 (1958) |
厚生連医療事業の相模原市移管問題 |
昭和34年 (1959) |
相模原市委託伝染病棟落成(30床) |
昭和35年 (1960) |
相模原市委託結核病棟全焼 |
昭和36年 (1961) |
第1・第2新病棟落成(第1病棟:一般病棟、第2病棟:結核病棟) 病床数159床(一般病棟100床、伝染病棟30床、結核病棟29床) |
昭和37年 (1962) |
看護婦宿舎落成 |
昭和38年 (1963) |
本館が落成(一般123床)し、第1病棟(一般67床、人間ドック33床)、第2病棟(結核46床)、第3病棟(伝染30床)と共に299床の総合病院が完成 |
昭和39年 (1964) |
成人病巡回検診(共済連福祉事業)開始 |
昭和41年 (1966) |
健康管理室新設、農協組合員短期人間ドック開始 |
昭和43年 (1968) |
厚生連「相模原協同病院」と改称、本所業務開始(横浜) |
昭和46年 (1971) |
総合病院名称認可 |
昭和47年 (1972) |
院内保育所開設 |
昭和50年 (1975) |
開院30周年記念式典 |
昭和54年 (1979) |
新館A棟完成(地下1階、地上5階)、旧病棟改造、理学療法室開設 病床数287床(一般257床、伝染30床) |
昭和56年 (1981) |
津久井郡農協婦人健康相談開始、CT導入 |
昭和57年 (1982) |
救急医療機関指定病院 |
昭和58年 (1983) |
人工透析治療開始 |
昭和59年 (1984) |
新生児救急医療指定 |
昭和60年 (1985) |
神奈川県周産期救急受入病院指定 |
昭和62年 (1987) |
第1次病院情報システム導入(医事会計・健診・薬剤管理・栄養管理) |
平成2年 (1990) |
新館B棟完成(地下1階、地上9階)、病床数545床(一般505床、伝染40床)、リニアック導入、シネアンギオ導入 第17回関東農村医学会主催(学会長:石井昭郎病院長、於:横浜) |
平成3年 (1991) |
自走式立体駐車場完成(134台) |
平成5年 (1993) |
第42回日本農村医学会主催(学会長:石井昭郎名誉院長、於:横浜) |
平成6年 (1994) |
厚木市に「健康管理センター」開設、カルテ検索機導入、MRI導入 |
平成7年 (1995) |
医療相談室開設 開院50周年記念式典、記念誌「五十年のあゆみ」発刊 |
平成8年 (1996) |
新看護体系(2.5対1看護・10対1看護補助) JA看護ステーションさがみはら・いせはら開設 |
平成9年 (1997) |
人間ドック整備(自動化検診、医療機器整備、改装:23床→15床) 透析室増床改修、A棟改修、保険診療マニュアル作成 |
平成10年 (1998) |
CCU・HCU改装整備、院外処方一部導入、神奈川県災害医療拠点病院指定 |
平成11年 (1999) |
神奈川県第2種感染指定医療機関・感染症病床(6床)受諾 (財)日本病院機能評価機構の認定取得(一般病院種別B) 相模原市からの要請を受け在宅支援センターの開設 臨床工学室発足、物品管理システムの導入新看護体制(2対1看護) |
平成12年 (2000) |
病診連携室、診療情報管理室開設 心臓血管外科新設、医療安全対策室開設、病院管理棟完成(管理部門、総務管理課、医局、図書室、診療情報管理室) |
平成13年 (2001) |
呼吸器外科新設、B棟3階内視鏡室・結石破砕室・外来手術室・家族待機室工事完成、B棟1階救急外来拡張工事完成、B棟3階手術室改修・ICU工事完成、循環器センター開設、ボランティア受入開始、消化器病センター開設 |
平成14年 (2002) |
循環器科標榜、消化器科、呼吸器科標榜、地域医療連携室開設 褥瘡対策チーム活動開始、生体部分肝移植実施、脳神経センター開設、CT(16列)・MRI(1.5T)の増設、オーダリングシステム入院部門導入、オーダリングシステム外来部門導入 |
平成15年 (2003) |
地域医療支援病院 指定,初期臨床研修指定病院指定 受水槽・高架水槽更新,自動火災報知設備・非常放送設備更新 |
平成16年 (2004) |
1・2階外来エリア改修工事着工、高精度放射線治療センター稼働、カフェ・コンビニ改修工事 |
平成17年 (2005) |
脳血管撮影装置・職員食堂設置工事、A4病棟改修工事、日本医療機能評価機構認定(Ver.4)、初期臨床研修医卒業証書授与 |
平成18年 (2006) |
DPC対象病院認定 新看護体系(7対1看護) がん診療連携拠点病院指定 |
平成19年 (2007) |
第34回関東農村医学会学術総会主催(学術総会会長:高野靖悟病院長) 院内コンビニ店オープン 患者総合支援センター・がん相談支援センター開設 |
平成20年 (2008) |
第1回、第2回市民健康教育公開講座開催 |
平成21年 (2009) |
第7回日本医療バランスト・スコアカード研究学会主催(学会長:高野靖悟病院長) 第3回、4回、5回、6回市民健康教育公開講座開催 |
平成22年 (2010) |
開院65周年記念講演会開催(於:相模原市民会館) 第7回、8回、9回市民健康教育公開講座開催 |
平成23年 (2011) |
緩和ケア病棟開設、256列CT導入 第10回、11回、12回、13回市民健康教育公開講座開催 |
平成24年 (2012) |
NICU病棟の再開 ドクターカー導入 第14回、15回、16回、17回市民健康教育公開講座開催 |
平成25年 (2013) |
病児保育室 みどりっこ開設 タマサート大学病院との国際交流に関する基本合意を締結 血管撮影装置更新 透析室改修・増床 内科12・13診察室増設 神奈川DMAT指定病院指定 第18回、19回、20回、21回市民健康教育公開講座開催 |
平成26年 (2014) |
(財)日本病院機能評価機構の認定取得(一般病院3rd.G:Ver.1.0) 高精度放射線治療センター 治療機器入れ替え工事開始 第22回、第23回、24回、25回市民健康教育公開講座開催 |
平成27年 (2015) |
開院70周年記念式典(於:小田急センチュリー相模大野) 第8回厚生連病院研修医全国大会(於:ワークピア横浜) 未病外来開始 DMAT初出動(東日本豪雨災害) 第26回、27回、28回、29回、30回市民健康教育公開講座開催 |
平成28年 (2016) |
第43回関東農村医学会 主催 第31回、32回、33回、34回、35回市民健康教育公開講座開催 |
平成29年 (2017) |
血液内科新設 マンモグラフィ新機器導入 X線骨塩定量検査(デキサ骨密度測定装置)新規導入 第36回、37回、38回、39回、40回市民健康教育公開講座開催 |
平成30年 (2018) |
第45回関東農村医学会 主催 第41回、42回、43回、44回、45回、46回市民健康教育公開講座開催 |
平成31年 (2019) |
第2種感染症指定病院として「新型コロナウイルス感染症」に対応 |
令和2年 (2020) |
(財)日本病院機能評価機構の認定取得(一般病院3rd.G:Ver.2.0) 新病院竣工 |
令和3年 (2021) |
1月1日より新病院へ移転 |
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