当院では小児科・脳神経外科・整形外科・産婦人科・看護師・ソーシャルワーカーなど現場に直面する機会の多い診療科を中心に「虐待防止委員会」として児童虐待を防止する取り組みをおこなっています。
乳幼児揺さぶられ症候群を疑う事例があり、診療を行った主治医が児童虐待の疑いを持ちました。しかしながら、プライバシーや認識のずれなどにより、主治医個人だけで虐待行為の事実を確認することは難しく、病院の組織として複数の目線・判断を持つことの必要性が問われました。
こうしたひとつの事例から平成16年に「虐待防止委員会」として発足し、複数の部門がそれぞれの専門的知見から児童虐待かどうか、通告などの行動を行うかなどについて合議し病院として児童の安全を守る活動を開始いたしました。
委員長 | 精神科医 |
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事務局 | ソーシャルワーカー |
委員 | 医師(小児科医、産婦人科医、歯科口腔外科医、整形外科医) 看護師・保健師(小児科病棟、産婦人科病棟、外来) 臨床心理士 リハビリスタッフ 事務職員 |
定例会(ケース検討など) | 月1回 |
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臨時虐待防止委員会 | 随時 |
院内研修企画 | 年1~2回 |
市民講座の企画 | 年1回 |
平成23年 | 12件 |
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平成22年 | 7件 |
平成21年 | 2件 |
平成20年 | 5件 |
平成19年 | 6件 |
平成18年 | 5件 |
平成17年 | 7件 |
平成16年 | 8件 |
平成24年 | 「虐待をしてしまう親の心理」 |
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平成23年 | 「虐待を受けた子どものこころのケア」 |
平成22年 | 「地域における子育ての支援 ~相模原市・相模原協同病院の取り組み~」 |
平成21年 | 「周産期~乳児期における子育て不安とその支援」 |
平成20年 | 「虐待を受けた児童はその後 ~再統合における問題点、受け入れる社会はどうすればよいのか」 |
平成19年 | 「相模原市の虐待防止の取り組み ~これって虐待??そう思った時、どうすれば良いのか~」 |
平成18年 | 「”虐待発見時の対応について” ~これって虐待?あなたなら、どうしますか?~」 |
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